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Saturday, April 24, 2004

情報化

 20世紀の後半から、情報交換技術が強化され、21世紀の現在は情報の世紀とも言われているように、世界各地で高度で確かな情報交換技術が普及している。インターネットを用いて、今時分のいる場所から地球の裏側まで、容易に相手と連絡を取りコミュニケーションの面も貿易の面も盛んになってきた。その上、最近は光ファイバーを通して大量の情報量が速やかに転送できる高速インタネットサービスが始まって以来、我々が住んでいる大きな地球はみかんぐらいの大きさに縮小しているようだ。地球の隅から隅へ、いつでも音声交換(電話・音声チャート)と画像交換(テレビ電話・ウェブカム)が可能になっているからである。
 一方発展途上国には、まだそういう高度な情報交換技術がなく、国際電話はおろか国内電話も全地域に使われていない。第一その地域の人々はまだ携帯/固定電話を買う余裕がない。そういう国々は地球に少なくはない。そういう国々は情報技術を強化・発展させる前に、まず経済を発展させ余裕がでるまで待つしかない。
 発展途上国と先進国の間に、経済格差はさることながら情報交換技術も格差が出れば、平等という言葉はもはや存在しなくなる。どうしてかというと、先進国はどの面においてもどんどん発展して行くのに対して、発展途上国は全ての面において出遅れると共にその進歩速度が遅い。発展途上国に対して、援助を出したい先進国にしても、自分の豊かさをもっと広げようとしているに違いない。本当にその格差を減らしたかったら、無条件の援助を行うべきである。又、その援助の方法も慎重に考えないといけない。「魚を与えるより、魚釣り技術と道具を与えれば永遠に収穫できるのだ。」という言葉のように、情報化といわれている社会は先進国にのみあるため、今後の課題となるのは全世界において、その技術を普及させることである。

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